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Chapter 3

舞台照明機材の種類

舞台照明器具には、舞台の一部を照らし、人物などを浮かびあがらせるスポットライトと、舞台やホリゾントなどを均一に照らすフラッドライトがあります。調光装置は、明るさの調節をしたり点灯消灯を効果的に使用し、演出の幅を広げます。
 

スポットライトの種類とレンズ

スポットライトは、レンズの種類によって2つのタイプに分けられます。輪郭のはっきりした光で舞台上を照らし出す平凸レンズスポットライトのMSCとT1、柔らかく自然な明るさをつくるフレネルレンズスポットライトのMSM(※)とDF2(※)です。

※フレネルレンズの配光でさらに高効率化を実現したメニスカスハイベックスレンズを使用しています。

   
平凸レンズスポットライト
MSC-608-750
   
フレネルレンズスポットライト
(メニスカスハイベックスレンズスポットライト)
MSM-604S1-750

◎写真はバンドア(別売)を使用しています。
 

光源の種類

スポットライトなどでは、明るく冴えた光で効果の高いライティングができるハロゲン電球を使用します。また、白熱電球と同じ口金を備えたハロゲン電球「エコーツ」も用意されています。「エコーツ」はT1やDF2など白熱電球仕様の照明器具に簡単に取り付けることのできるハロゲン電球です。その他、フォローピンスポットライトなど、省電力を促進するLED光源の製品もラインナップしています。
※電球の写真は一例です。

 
 
 

フォローピンスポットライト

客席の後方から、舞台上の特定の人物だけをその動きに合わせて照射する照明器具です。複数枚のレンズを使用し、平凸レンズスポットライト、フレネルレンズスポットライトに比べ、よりシャープで鋭い角度の光を照射します。


 

プラグ・コンセントの種類

学校の一般の設備で使われている2極接地極付平行プラグと、舞台照明で使われているC型プラグがあります。2極接地極付平行15Aプラグは一般施設に多く使われており、既存の建物に舞台照明設備を導入する場合などは設備の改修の必要がないので便利です。最大に流せる電流値は、最高の規格のものでも100V15Aまでです。
※ C型プラグは、舞台での使用を考え、耐久性があり、プラグの差込ストロークが長く、抜けにくい構造になっています。
最大に流せる電流値は、舞台に多く使われているモデルで100V20Aまで対応しています。照明器具2〜3台程度の小規模な設備でしたら、平行プラグの方が便利ですが、ある程度の設備を導入する場合は、その後の設備の利用を考え、C型プラグが適切です。
※電源保護回路(ヒューズやブレーカ)の種類によっても、接続できる電流値は変わります。


2極接地極付
平行15Aプラグ

C型プラグ
 

フラッドライト

ホリゾント幕を上部から照らすアッパーホリゾントライトUHQ、ホリゾント幕を下部から照らすロアーホリゾントライトLHQ、足下から舞台側を照らすフットライトPEQがあります。

 

カラーフィルタ[ポリカラー]

舞台では、演出効果を高めるため、よく光に色をつけて使用します。光に色をつけるには、照明器具に付属しているフィルタホルダに適切な大きさにカットしたカラーフィルタを挟み、これを照明器具側のフィルタホルダ枠に装着します。

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